より良い木材を供給すること
それがマルカ木材の使命です。
福岡県うきは市は昔から隣の大分県日田市などと並ぶ木材の産地でした。伐採された木材は筑後川の流れに乗せられ、下流の久留米や有明海へと運ばれ、全国各地に届けられていました。そんな「木材のふるさと」で、マルカ木材が創業したのは1950年のことです。社名の「マルカ」には創業者である樋口数義の名前の一文字とともに、「社員が輪になって力を結集する」という願いが込められています。
創業以来、「地域社会に根付いた、堅実で量より質の経営を実践する」という経営哲学を大切にし、「前へ(積極的に前向きに挑戦する姿勢)」と「凡事徹底(当たり前のことをきちんとする姿勢)」を目指した事業展開を行っています。
当社は国産材の製材から創業し、時代のニーズの変化とともに進化してきました。旺盛な木材需要に対応できるように、外国産材の輸入と加工に着手。また、集成材の生産を開始したのも、丸太から四角い製品を製材して、「残りの部分を何かに使用できないか」という、今で言うSDGsの発想を当時から持っていました。木材を効率よく最後まで使い切り、様々な用途に加工できる体制は、複数の大手ハウスメーカーからも信頼を得て、住宅という形で全国各地に提供されています。木材という素材を最大限に有効活用して、住宅業界の発展を支えてきたことは、今の私たちの誇りでもあります。
阪神淡路大震災以降、住宅の耐震性がクローズアップされています。住宅部材(パーツ)として良質な木材を提供することが私たちの使命です。今後は建築現場の人手不足が深刻になっており、自社工場で加工した住宅部材(パーツ)を組み立ててパネル化し、建築現場の人手不足や工期短縮の緩和に貢献し、現場施工の請負も展開していきます。