マルカ木材では集成材の製造、販売を行っています。
集成材の日本農林規格(JAS)認定工場
【認定番号:JPIC-LT205/JLIRA-A-064】
マルカ木材は集成材の製作において、小断面、中断面両方のJAS認定を保有してます。
小断面(3m×120mm×120mm)、中断面(6m×120mm×450mm)の両方の認定を受けている工場は九州でも数が少なく、お客様より安定した品質の木材を供給できる事業者として好評いただいております。
JAS規格では集成材の外面の品質だけでなく、接着性能、強度性能、ホルムアルデヒド放射量などについて、試験方法と適合基準が定められています。
当社は集成材製作において、長年の経験と実績がございます。
お客様のニーズに合わせた『オーダーメイド』で対応できる生産体制を整えていますので、さまざまな部材にご利用いただけます。ぜひお気軽にご相談ください。
マルカ木材の集成材
・高品質な集成材製作技術(小断面、中断面両方のJAS認定を保有した数少ない工場!)
・自由なサイズ、オーダーメイド対応(規格品以外の寸法も自由にご相談ください!)
・小ロット可能(必要な数量を供給します!)
・選べる樹種(国産材、輸入材とも豊富な樹種を取り揃えています!)
集成材って?
普通の木材の平均1.5倍の強度
集成材は文字から想像できるように、木材を薄い板状に切り出し、それらを結合させた木材です。乾燥させ、個々の板材の木目が交互に配置されるため、自然木よりも強度が強く、割れや反りが少ない木材です。
このように集成材の最大の魅力は、強度であり、普通の木材より1.5倍以上も強く、耐久性のある住宅作りに最適です。しかも変形しにくいため、住宅建設後のクレームも少ないという、うれしい声もよせられています。品質面の差別化をはかるために、集成材を採用するハウスメーカー様は増えています。
集成材の特徴
- 高い強度と耐久性
集成材は、複数の木材を層状に重ね合わせることで、自然木材に比べて強度と耐久性が向上しています。このため、建築や家具など、長期間の使用に耐える用途に最適です。
- 均一な品質(狂いや反りが少ない)
自然木材には節や歪みが存在し、さらに水分も多く含んでいるため、乾燥が不十分だと狂い、割れ、反りが生じてしまいます。集成材は加工過程で十分な感想を行い、これらの欠点を取り除くことができます。これにより、均一な品質が保たれ、美しい仕上がりが得られます。
- 柔軟なデザイン(自由な形状・寸法)
集成材は、加工しやすい性質を持っているため、様々な形状やサイズに対応可能です。カスタムメイドの家具やインテリア、建築資材として利用することができ、デザインの幅が広がります。
- 環境に優しい
集成材は、小径木や間伐材などを有効活用することで、森林資源の保護に寄与します。また、木材を効率的に使用することで、廃材の発生を抑え、環境への負担を軽減します。
- 耐火性
木材は燃えますが、断面が大きくなると表面は焦げて炭化層ができ、内側への酸素の供給が絶たれるので燃えにくくなります。この炭化層が保護層になるので、内部温度は発火点以下に抑えられ、構造上に必要な強度を保ちます。築基準法令でも集成材の防火性能が認められており、安全性の高い建築材料としても注目されています。
- 経済性
集成材は、自然木材よりもコストパフォーマンスに優れており、高品質な製品をリーズナブルな価格で提供することができます。
製造工程
- ひき板の乾燥
- ひき板とは、木材をひいて板にしたもの。これを適正な含水率にまで乾燥させ、1枚1枚強さをチェック。合格したものだけを次の工程へ供給します。
- 不要部分の除去
- フシや腐れ、割れなどを取り除き、良質な材料を厳選します。
- フィンガージョイント
- 木材の端をギザギザにカットし、接着剤をつけて、たてに繋ぎあわせます。ギザギザにカットするのは接着面を大きくし、接着強度を増すためです。
- 4面カンナ
- つないだ木材を所定の長さに切り揃え、4面にカンナをかけて、つなぎめや段差を無くしていきます。
- 接着・プレス
- 集成材は、接着剤が命です。難しいのは接着剤の量と、プレスする時間です。接着する面積で違うのはもちろんのこと、その日の気温や室温によっても違ってきます。何グラムの接着剤をのせるのか。1㎠あたりいくらの圧力をかけるのか。すべては経験と数字(データ)に裏打ちされた緻密な計算によってはじき出されるのです。こうしたマルカ木材の技術が、天然以上の強度を得た木材を作ることを可能にします。
- 加工・出荷
- 最後に集成材を、お客様のオーダーに合わせて加工。JASの規格基準を満たした製品のみが出荷されていきます。