2×4パネル(ツーバイフォーパネル)

近年シェア率を伸ばしている「ツーバイフォー工法」は、プレカットした材料を建設現場に搬入し、大工職人さんが現場で「床組→壁パネル造り→建て起こし」を行います。しかし、設備の少ない現場での作業であることや、近年では人手不足などにより、品質や精度にもバラつきが生じ工期遅れの要因にもなっています。

そこで、当社ではツーバイフォー工法の品質安定や人材不足を解消すべく、プレカット事業の技術を生かし、「ツーバイフォー部材(パーツ)」だけでなく「ツーバイフォーパネルの生産」も開始しました。

PSCAMシステム(CAD-CAM連携システム)やフレーミングマシンなどの各種最新機器を導入し、工場内に一貫生産ラインを構築しています。また工場内で生産されたツーバイフォーパネルを現地で組み立てまで対応できるワンストップの生産供給体制を整えています。
これによりビルダー様、工務店様の現場負担が軽減され、「工期の短縮」「品質の安定」「人件費の削減(人手不足解消)」のお役に立てると考えています。これらは現場作業時の廃材の処理など副産物的な作業の軽減にもつながります。

マルカ木材の2×4ツーバイフォーパネル

フルパネル対応

お客様のニーズに合わせて、『プレカット(床、壁、小屋)』と『パネル(床、壁、小屋)』の製造が当社ではフルパネルで可能です。
当社工場は2×4枠組壁工法構造用製材のJAS認定工場【認定番号:JPIC-LT205/JLIRA-A-064】となっており、安定した品質の製造をしており、安心してご依頼いただけます。

構造設計対応

図面をもとに構造図を作成し、仕様など詳細を詰めていきます。構造図の情報を2x4専用CADに入力し、工場生産のための「加工データ」と「生産指示書(床/壁/屋根)」を作成します。
PSCAMシステム(CAD-CAM連携システム)を導入しており、プレカット部材やパネル構造をデータで管理し、自社工場で生産するため高品質な作業が可能です。

現場でのフレーミング作業(建て方工事)も可能です。
最新のフレーミングマシン(枠組機)やシージングマシン(釘打機)、縦起こし機を導入し、自社工場でパネル化、搬出まで精度が高い一貫生産ラインを構築しています。
パネルの納品後、当社スタッフで現地組み立て作業もできるので、工期短縮や人件費削減にお役に立てます。

注目される2×4(ツーバイフォー)工法

ツーバイフォー工法は、「床」や「壁」など面で建物を支える「面構造」です。それらの面を組んでできる頑丈な「六面体構造」(箱構造)は、地震や台風などの外力を分散させるほか、気密性も高いため、耐火性・省エネルギー性・遮音性などにも優れいています。